異常気象や海面上昇、氷河の崩壊――。温暖化による地球規模での異変が経済や社会を脅かし始めた。未曾有の危機を乗り越えるには、最先端の環境技術を十分に活用することが求められる。環境先進国・日本の新たな挑戦が始まっている。

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温暖化国際交渉、COP16の意義
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温暖化国際交渉、COP16の意義
昨年末、メキシコ・カンクンで国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)が開催された。国連の条約に先進国の数値目標が組み込まれるなどの成果を上げた一方で、「京都議定書延長問題」の議論が激しさを増し、「ポスト京都議定書」の答えは見つからないままだ。低炭素化を目指す世界における、COP16の意義を検証する。
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特集

モーターショーから次世代車を考える-3

東京モーターショー[前編]
HVはメーカー思想問われる時代に

独自路線を歩むマツダとダイハツ

 内燃機関やトランスミッションなどのパワートレイン技術のさらなる効率アップで、燃費向上を目指す姿勢を明らかにしているマツダ。ガソリンエンジン車でありながら32km/リットルという低燃費をうたう「清(きよら)」を出展しながらも、コンセプトカーの展示こそなかったがハイブリッドシステム導入のロードマップを示した。

 このロードマップでは、ベースとなるパワートレイン技術の追求に加えて、アイドリングストップ技術「アイストップ」の導入を進める。続いて、減速エネルギーの回生システム、さらには、ガソリンハイブリッドおよび水素ハイブリッドを開発した後、プラグインハイブリッドなどへとつなげていくという内容だ。

マツダの電気デバイス導入のステップ図
マツダの電気デバイス導入のステップ図。既にアイドリングストップ技術「アイストップ」は市販車への導入が始まっている

 ベース技術のブラッシュアップとこうした電気デバイス技術の導入によって、マツダでは、「2015年までに全マツダ車の平均燃費をグローバルで2008年比で30%向上させる」(山内孝社長)と言う。

 各メーカーにおけるハイブリッド導入の動きに対して、ユニークな姿勢を示しているのがダイハツ工業だ。軽自動車を中心に展開する同社では、「省資源の観点からも、軽自動車にハイブリッドのような車重が重くなるパワーユニットを搭載すべきでない」(箕浦輝幸社長)との方針に基づき開発された「e:S(イース)」を出展。4人乗りながら車重を700kgに抑えたことに加え、燃焼効率とCVT(無段変速機)の効率を徹底して見直すことで「e:S」はモーターの力を借りずに30km/リットルという低燃費を達成している。また、生産から廃棄までの二酸化炭素(CO2)排出量を試算したところ、同じクラスの車格でハイブリッドシステムを搭載する場合よりもライフサイクル全体での排出量を抑えることができたという。

 同社では、白金を用いないユニークな燃料電池も公開しているが、それについては後編で紹介したい。
 

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荻本和彦氏のコラム

この記事の目次
モーターショーから次世代車を考える-3
東京モーターショー[前編]
HVはメーカー思想問われる時代に

エネルギー消費 交通・運輸

CO2削減技術 省エネルギー

CSR対策 温暖化防止費用