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温暖化国際交渉、COP16の意義
特集
環境・エネルギー課題解決のための賢人会議─2
「課題先進国」日本の役割
さて、最後に私自身の実験について報告いたします。私の家はオール電化ですが、年間の電気代が5万円で済んでいます。これは第一に断熱のおかげです。ちなみにクールビズにしようがウォームビズにしようが、何を着ていてもエネルギー消費には直接関係ありません。やるべきことは、家の断熱です。
断熱材は壁にポリマーを発泡させたものを使い、空気の泡で家全体が覆われているような感じです。空気が不連続なので、室内の暖かく湿度の高い空気と外の冷たい壁が触れない構造です。ですから私の家では結露しません。ダニやカビの原因になる露が付かないのです。ガラスはもちろん二重ガラスです。断熱上一番効くのは二重ガラスです。環境を言う方は、新築する際には必ず二重ガラスにしてください。国が、新築の場合は必ず二重ガラスにという規制をかけてもいいくらいです。新築時ならば、それほど高くつくことはありません。
そしてエコキュート、要するにヒートポンプ設備です。これは成績係数が4くらいになっていますから、たとえ発電効率が40%でも0.4×4で1.6。ガスでお湯を沸かす効率が0.8くらいなので、その倍くらいの効率でお湯が沸かせます。そういうものを装備して、私の家はエコハウスになったわけです。
■自ら建設したエコハウスでエネルギー節約を実践

エコハウス建設でエネルギー自給率60%、コスト年5万円に改善(小宮山宏・東京大学総長講演資料より)
なぜこういう話をするかと言いますと、今やものすごい勢いで成長している中国が同じことを経験するからです。住宅は非常に大きな産業です。日本でアジア・モンスーン気候に合ったいい家ができたなら、それは一大産業になりうる。日本としては、それは自分たちの課題ですから、やるべきなのです。北海道ではどういう家がよいか、東京のいい家とは、新潟ではと、それぞれ違うはずで、そういった気候に適った家を作ることは、経済の面でもわれわれ自身のためにもなるのです。
何度も言いますが、先進国とは自分たちの問題を自分たちで解決する国のことです。ドイツがかつてアスピリンなどを開発したのは、化学産業で世界に貢献しようと意図したわけでなく、自分たちの抱えている課題を解決するためでした。それが結果的に世界最先端の新しい化学産業というモデルとなって世界に出て行ったのです。英国の権利の章典、フランス革命もみな自分たちのため、やむにやまれずにやった成果物です。

では、増産できるのは何か。コメです。日本はコメをいち早くバイオマスとして考えるべきです。水田は2000年間、中国はもっと長いですが、劣化していません。トウモロコシなどよりずっと可能性があります。
日本は「課題先進国」です。自分たちの課題を自分たちで解決するというマインドを持ち、「課題解決先進国」日本となって世界の先端に立ちましょう。そして知識が爆発的に増大している時代であるからこそ、大学の役割がますます重要となっているのです。
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松本龍・環境大臣(11/02/10) NEW | ![]() |
環境省 地球環境審議官 南川秀樹氏(10/09/16) |
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経済産業省 大臣官房審議官 有馬純氏(10/08/16) |
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ピュー気候変動センター 国際戦略部長 エリオット・ディリンジャー氏(10/03/25) |
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経済産業副大臣 増子輝彦氏(10/01/25) |
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ブレークスルー研究所 マイケル・シェレンバーガー所長 テッド・ノードハウス会長(09/12/21) |


「課題先進国」日本の役割
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- 中部電力、超電導電力貯蔵装置用で世界最高強度の電磁力に耐えられるコイル開発(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- ローム、業界最小の車載用絶縁素子内蔵半導体を開発、EVのインバーターを小型化(nikkei BPnet, 2012/05/16)
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- 東京都、「省エネ・エネルギーマネジメント推進方針」策定、「賢い節電」を提示(nikkei BPnet, 2012/05/15)




















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