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温暖化国際交渉、COP16の意義
インタビュー
日本鉄鋼連盟会長 馬田一氏[前編]
急成長のひずみが
温暖化を深刻にする
日本鉄鋼連盟会長
馬田一氏
──温室効果ガスを大幅に削減するために、省エネをはじめとする日本の技術力が役立つと言われています。日本の産業界からも、「技術での貢献」が何度も発信されていますが、具体的に、どの程度の効果が期待できるのでしょうか。
馬田一日本鉄鋼連盟会長(以下敬称略): 日本が保有する省エネ技術をうまく活用すれば、鉄鋼関連だけでも、世界中で温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の排出量を年間 3億t削減できます。高炉で鉄を1t作るために、どのくらいエネルギーを消費するかを共通の計算方法で算出して、それを比較すると日本のエネルギー消費が一番少ない。日本の鉄鋼業のエネルギー消費量を仮に指数で100とすると、日本以外の国はみんな100を超えています。各国の鉄鋼業のエネルギー消費量を日本の技術を利用して日本と同等にまで下げたら、CO2排出量を3億t削減できる計算になるわけです。我々は、全ての環境・省エネ技術を開示する用意があります。
──鉄鋼生産に必要なエネルギーの量が、日本と諸外国の間で、なぜそれほど違うのでしょうか?

──2000年以降、中国の粗鋼生産量が爆発的に増えているのですが、その中国の状況はどうなのでしょうか。
馬田: 中国には約800社もの製鉄会社があります。先進的な企業はきちんと温暖化対策に取り組んでいると思います。しかし、他方で、中小のメーカーが数多く存在し、これらの高炉の多くは200m3、300m3といった小型の高炉が中心です。米国にしても、数百m3から2000m3程度の規模です。韓国でもポスコぐらいでないと内容積が4000m3級の高炉を持っていません。
──設備の大きさ以外にも、エネルギー消費を抑えるための工夫があるのでしょうか。
馬田: 省エネ設備の装備にも各国で大きな開きがあります。鉄鋼業の場合は、コークス製造、高炉、製鋼、圧延、加工と多くのプロセスを経て製品化されます。日本の場合、それぞれの工程で省エネ技術を完備しています。また、日本の鉄鋼プラントでは、生産工程の間を直結して、エネルギーがムダにならないように工夫しています。こうした様々な努力が総合されて、日本の鉄鋼業界がエネルギー使用量を低く抑えることができているのです。これまで培ってきた日本の技術を役立てることができれば、地球温暖化の進展にブレーキをかけることができると思います。
■日本の技術力が“世界標準”になれば温暖化対策も進む

日本の製鉄所のエネルギー原単位を100としたときの国際比較(2003年に調査)。省エネでは、日本企業の力が群を抜いている
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松本龍・環境大臣(11/02/10) NEW | ![]() |
環境省 地球環境審議官 南川秀樹氏(10/09/16) |
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経済産業省 大臣官房審議官 有馬純氏(10/08/16) |
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ピュー気候変動センター 国際戦略部長 エリオット・ディリンジャー氏(10/03/25) |
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経済産業副大臣 増子輝彦氏(10/01/25) |
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ブレークスルー研究所 マイケル・シェレンバーガー所長 テッド・ノードハウス会長(09/12/21) |


急成長のひずみが温暖化を深刻にする
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