
「エネルギーソリューション&蓄熱フェア’08」のプロローグ展示では、「昭和30年代の居間」が再現されていた
うだるような暑さに汗を拭い、「エネルギーソリューション&蓄熱フェア’08」の会場に入ると、「昭和30年代の居間」が再現されている。脚が畳める「ちゃぶ台」に飯茶碗と汁椀が並び、指物の茶箪笥(ちゃだんす)には簡素な日用品が収納されている。家電製品は、レトロな白黒テレビとレコードプレーヤー、扇風機だが、当時は最先端の電気製品だった。
年配の来場者は思わず足を止め、懐かしそうに見入っていたが、半世紀を経て、私たちの生活空間は電気製品にあふれている。この50年間に、日常生活がいかに“電化”されてきたかを浮き彫りにさせる空間演出だ。
一方、フェア会場の「オール電化住宅ゾーン」に進むと、近未来のダイニングキッチンが展示されている。東京電力が主導する「Switch! The design project」は、メーカーと建築家やデザイナーがコラボレートし、美しく快適なライフスタイルを提案するプロジェクトだ。
「スタイルキッチン」は、アイランド型のキッチンカウンターに薄型IHクッキングヒーターとレンジフードを一体化した製品。レンジフードから排気された煙は、カウンター内の空気清浄機で浄化され、室内に再び給気される。従来のアイランドキッチンだと、天井から吊り下げた排煙ダクトが必要だったが、「スタイルキッチン」はダクトの工事が不要。東京電力とサンウェーブ工業、三菱電機ホーム機器の共同企画により、2007年に発売されたものだ。

オール電化ダイニングキッチンを中心とした近未来のインテリア空間

キッチンカウンターに薄型IHクッキングヒーターとレンジフードを一体化した「スタイルキッチン」