北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)の国際メディアセンターを設置したルスツリゾート内に、「ゼロエミッションハウス」が建設された。これは、経済産業省が独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と独立行政法人産業技術総合研究所との共催で、サミットに集まる約4000人の内外の報道関係者に対して、わが国の優れたエネルギー・環境技術を発信することを目的につくったものだ。約280m2の施設には、ヒートポンプ給湯機や太陽光発電システム、風力発電機、家庭用燃料電池システムなど、温室効果ガスの一つである二酸化炭素(CO2)の排出抑制に結びつく設備機器が盛り込まれている。
このモデルハウスでテーマとなった「ゼロエミッション」とは、物質の廃棄をやめ、これまで廃棄していたようなものでも資源として再利用しようという考え方だ。今回のゼロエミッションハウスには、「地球温暖化を防止するとともに、持続可能な社会の実現に向けた卓越したものづくり技術」をベースに、「新エネルギー」「省エネルギー」「環境」の3つの技術を集結した。42社・団体の43技術・製品を採用している。
ゼロエミッションハウスの建物本体は、積水ハウスの「CO2オフ住宅」を使用した。軽量鉄骨造・平屋建ての住居棟と、足湯コーナーの2棟からなる。この住宅は、洞爺湖サミット終了後、現状に近い形のままで移築することが検討されている。ここで採用された技術・製品には、まだ開発中のものも少なくないが、多くは一般向けに販売する展開を見据えている。次ページから、その詳細を順に見ていく。
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ゼファーの小型風力発電機「エアドルフィンプロ」

積水ハウスの「瓦型太陽光発電システム」

グレーになっているガラス部分が日本テレコミュニケーションシステムの「発電窓ガラス」

ヒートポンプユニットと貯湯ユニットを一体化した松下電器産業の「エコキュート」

通り土間に採用したアイバンの「LED蛍光灯」

山形県産業技術推進機構有機エレクトロニクス研究所の「有機EL照明」を使った照明器具

開口部に採用した日本板硝子の「スペーシア21」

アキレスの断熱材「ハイブリッド断熱ボード」

積水ハウスの「アメニティ換気システムII」の仕組み

九州電力と三菱重工業の「エレ来てる」

マテリアルハウスの「光ダクトシステム」、スカイシャワータイプ

積水ハウスの「瓦型緑化屋根」