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気候変動に先手打つ米企業
米政府・議会に対応を働きかけ

 

気候変動では最悪だったブッシュ大統領

世界資源研究所 ジョナサン・ラッシュ所長
ラッシュ所長は「国際的な枠組み作りのために米国が変わる必要がある」と語る

 ブッシュ政権の8年間は、少なくとも気候変動問題に関しては最悪だったと思います。米国が最大の障害になったわけです。米国が反対するから、それをやりたくないと思っている国が、われわれの影に隠れてしまう。国内政策を見ても、エネルギー効率や再生可能エネルギーの投資にさえ、お金を使っていない。だからこそ、今になってそのツケが回ってきて、原油が1バレルあたり140ドルというとんでもない値段をつけたわけです。

 現在、大統領選を闘っているオバマ氏とマケイン氏は、幸いなことに二人とも、気候変動を防ぐという行動をサポートすると宣言しています。両者とも、米国は国際的なプロセスに再エンゲージメントする必要があるということでは同じなんです。マケイン氏は非常に勇気を持って、気候変動問題に関して最初に上院から出た法案を支持している。これは共和党の方針に相反するものでした。一方で、グリーンジョブやグリーンテクノロジーに関して、オバマ氏はより有利なポジションにいます。民主党は政府のお金をもっと投資に使う傾向が強いですから。

 新政権が誕生すれば、国際関係も大きく変わると思います。例えば、中国政府は、いったいどんな行動を取るべきか模索中なんですが、彼らは、米国が行動すれば、やると言っている。中国からは次の5カ年計画で、エネルギー効率化と再生可能エネルギーに関しては強い政策が出てくると思います。

 一方、天然ガスの供給国であるロシアに対しては、米国をはじめ各国が国際連携して対応する必要があると思います。彼らは欧州で顧客を開拓する必要があります。私が思うには欧州、日本、米国、中国が前進すれば、ロシアもおそらくパートナーになるでしょう。そのためにも米国が変わり、国際的な枠組みを作る必要があるのです。
 

 
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