スウェーデンハウスは、一般の住宅とエコキュートなどを導入した同社の標準住宅のエネルギー消費量を比較した調査結果を発表した。調査によると、同社の住宅は一般の住宅に比べて、1年間のエネルギー消費量が約4割少なかった。さらに、通年で比較すると、冬季の方がエネルギー消費量の差が大きいことが分かった。
スウェーデンハウスの住宅では、同社が手がけた築1年目の標準住宅46世帯を調査の対象にした。「オール電化」と「高効率エアコンを3台以上設置」「エコキュートの導入」という3条件を満たす住宅から無作為に抽出した。一方、比較対象とした一般の戸建て住宅のエネルギー消費量は、日本建築学会が発行した「日本の住宅におけるエネルギー消費」(2006年発行)の全国平均データを使用した。
調査期間は2005年4月〜2006年3月で、スウェーデンハウスの住宅のデータはアンケート集計と訪問調査の結果を基に算出した。調査対象となった世帯の家族構成は平均3.7人で、建物規模は平均131.2m2だった。
調査によると、一般の住宅のエネルギー消費量は1m2当たり平均400.8MJだった。これに対し、スウェーデンハウスの住宅は227.9MJと約4割少なかった。月別でみると、エネルギー消費量が最も多かった1月は、一般の住宅の消費エネルギー量が57.1MJなのに対し、同社の住宅では約半分の29.3MJで済んでいる。一方、8月は一般住宅の消費エネルギー量が22.7MJで、同社の住宅は15.9MJだった。
こうした結果を踏まえて、同社では断熱性や気密性といった冬の省エネ性能を向上することが、全体の消費エネルギー量を抑えるのに効果的だと分析した。さらに、夏の冷房使用量を削減するよりも暖房や給湯を効果的に使う方がより重要だと指摘している。
■冬場を意識したエネルギー対策が効果的

オール電化、エコキュートの採用など3条件を満たしたスウェーデンハウスの標準住宅のエネルギー消費量と一般の戸建て住宅のエネルギー消費量の差。夏場よりも冬場のエネルギー消費量に大きな差がみられる(資料:スウェーデンハウス)