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温暖化国際交渉、COP16の意義
コラム
山根一眞の『The環業革命』
温暖化問題での日本の貢献
技術力で「サプライズ」を
北京オリンピックが猛暑のピークを選んで開催されたのは、開会式を2008年8月8日午後8時8分(2008-8-8-8-8)と、中国人が縁起がよいとして好む「8」のゾロ目の日時にしたかったからだが、この縁起かつぎが冷房による電力需要の増大、つまり、石炭火力によるCO2の大量排出をもたらす結果となったことは確実だ。北京五輪は石炭温暖化五輪だった……。
もちろん、オリンピックに限らず冷房はますます必要になる。となれば、そのエネルギー源に化石燃料を使わないというイノベーションを日本は起こすべきで、起こせるはずだ。
猛暑の「熱」を貴重なエネルギーだととらえれば、その熱を巧みに利用しようという知恵がわく。そんな技術はあるのか……。実は、ある。
太陽熱利用の冷房装置の基礎研究は幅広く行われているが、2008年8月7日に『nikkei BPnet』が伝えた「太陽熱で冷房!三菱樹脂などが開発した次世代型冷凍機 」は、実現が近いと思わせる技術の一つ。暖房も太陽熱利用で行えば、冷暖房という、きわめて多くのエネルギーを必要とするシステムをCO2フリーで実現できることにもなる。日本が世界に示す「サプライズ」とは、こういうことのはずだ。
もっとも、こういうイノベーションを支援する政策では、これまでは、国がいささかの補助金を出すだけというケースが多かった。しかし、それだけでは、画期的なイノベーションは大きくは進まない。そこで、「2010年には日本の全家庭の冷暖房は太陽熱中心で行う」という強力な決断を下し、そのために必要な資金の確保や技術開発の促進、システム構築を進めれば、間違いなく、イノベーションは猛烈に進むだろう。
北海道洞爺湖サミットで人々が期待していた「サプライズ」は、そのようなものだったのではないか。
「民生・運輸部門における中核的温暖化対策技術」での提案を化石化させることなく、さらに強力な味付けをして2010年に「全照明のLED化」を目指す心意気を見せてほしいと思う。



ノンフィクション作家
1947年10月12日、東京都中野区生まれ。獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒業。著書に、最新刊『メタルカラー烈伝日本力』など『メタルカラーの時代』シリーズの単行本と文庫本(小学館)は合計20冊を数える。『環業革命』(講談社)は10年にわたる取材成果をまとめた。その他、『アマゾン入門』、『東京のそうじ』、『モバイル書斎の遊戯術』、『デジタル産業革命』、『山根一眞の素朴な疑問』など。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)嘱託、同宇宙科学研究本部客員教授、中央教育審議会専門委員(文部科学省)、生物多様性戦略検討会委員(農林水産省)、日本生態系協会理事、青森県アドバイザー、北九州マイスター選考委員、日本経済新聞社「ものづくり大賞」選考委員、NTTドコモアドバイザリーボード(社外取締役)、講談社出版文化賞科学出版賞審査委員。日本エコツーリズム協会、国際技能工芸機構、共用品推進機構、インターネット協会、日本聴導犬協会、大宅壮一文庫などの各評議員。2001年北九州博覧祭北九州市出展「ものづくりメタルカラー館」プロデューサー、2005年日本国際博覧会・愛知県総合プロデューサー、国民文化祭ふくい2005・総合プロデューサーなどを歴任。日本文藝家協会会員。
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松本龍・環境大臣(11/02/10) NEW | ![]() |
環境省 地球環境審議官 南川秀樹氏(10/09/16) |
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経済産業省 大臣官房審議官 有馬純氏(10/08/16) |
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ピュー気候変動センター 国際戦略部長 エリオット・ディリンジャー氏(10/03/25) |
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経済産業副大臣 増子輝彦氏(10/01/25) |
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ブレークスルー研究所 マイケル・シェレンバーガー所長 テッド・ノードハウス会長(09/12/21) |


温暖化問題での日本の貢献
技術力で「サプライズ」を
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- 三菱電機、業界初の太陽光発電とEVを連携させたHEMSでの電力最適制御実証を開始(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 中部電力、超電導電力貯蔵装置用で世界最高強度の電磁力に耐えられるコイル開発(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- ローム、業界最小の車載用絶縁素子内蔵半導体を開発、EVのインバーターを小型化(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 富士通、住宅・店舗のエネルギー管理システムを容易に構築できるソフト販売(nikkei BPnet, 2012/05/16)
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- パナソニック、2012年度の事業方針でソーラーとリチウムイオン電池の事業を推進(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- ソニー、業務用液晶ディスプレイでLEDバックライトを採用したモデルなどを発売(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- 伊藤忠商事、日本企業で初めて英国水道事業に参画、南西部のブリストル市で展開(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- 東京都、「省エネ・エネルギーマネジメント推進方針」策定、「賢い節電」を提示(nikkei BPnet, 2012/05/15)




















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