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- 荻本和彦の『低炭素エネルギーシステムの将来像』
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- 澤昭裕の『不都合な環境政策』
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- 御園生誠の『キーテクノロジー』
- 中上英俊の『暮らしとエネルギーと温暖化』
- 中川昭一の『ECOインテリジェンス』
- 山根一眞の『The環業革命』
- 筒見憲三の『カーボンマネジメント講座』

温暖化国際交渉、COP16の意義
コラム
十市勉の『資源Wars』
オイルサンドの可能性[後編]
環境対策が最大の課題
コスト上昇にも注意が必要
埋蔵量の豊富さや開発リスクの低さなどメリットが多いオイルサンド事業だが、課題もある。まず、生産コストの上昇だ。主要な採掘方法の一つである地下採取法「SAGD(Steam Assisted Gravity Drainage)法」では、大量の水蒸気を地下に圧入し、ビチューメンの流動性を高めて採取する。この水蒸気をつくる際の燃料として大量の天然ガスが必要となるため、生産コストに占める天然ガスの費用がほぼ半分に達する。また、ビチューメンから合成原油を生産する際にも大量の天然ガスを使用する。石油価格が上昇すると、連動して天然ガスの価格も上がり、オイルサンドの生産コストが上昇してしまうわけだ。
資機材価格の高騰も生産コストに影響する。オイルサンドの開発では大量の土砂を処理するうえ、天然ガスを分解して取り出した水素をビチューメンに結合させる工程があるため、非常に大規模なプラントが必要になる。資機材価格が上がれば、当然、プラントの建設費用も上昇し、生産コストに影響する。

さらに、人件費についてもコスト高の要因となっている。アルバータ州はカナダ西部に位置し、北極圏に近い原野である。厳しい労働環境のため労働者の確保が難しいのだ。これらの事情により、オイルサンドの生産コストは年々上昇している。
加えて最近では、資金調達の面でも問題が出てきた。露天掘りの場合、一つのプロジェクトの規模は、平均でも1日あたりの生産量が10万バレル(1バレル=159リットル)程度。金額にすると、70億〜80億ドル(約7500億〜8500億円)規模の巨大プロジェクトである。米国でサブプライムローン問題が発生して以降、不安定な金融情勢が続き、金融機関は融資先の選別を厳しくしている。大規模プロジェクトは一般的にリスクが大きいため、資金調達が従来に比べて難しくなっているのだ。この影響でパイプラインなどのインフラ整備も遅れており、仮に生産能力が向上したとしても、輸送能力の面で制約が出てくるおそれもある。
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松本龍・環境大臣(11/02/10) NEW | ![]() |
環境省 地球環境審議官 南川秀樹氏(10/09/16) |
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経済産業省 大臣官房審議官 有馬純氏(10/08/16) |
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ピュー気候変動センター 国際戦略部長 エリオット・ディリンジャー氏(10/03/25) |
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経済産業副大臣 増子輝彦氏(10/01/25) |
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ブレークスルー研究所 マイケル・シェレンバーガー所長 テッド・ノードハウス会長(09/12/21) |


環境対策が最大の課題
コスト上昇にも注意が必要
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