

- 山口光恒の『地球温暖化 日本の戦略』 NEW
- 山本隆三の『市場が解く? 地球温暖化』 NEW
- 伊藤洋一の『BRICsの衝撃』 NEW
- 植田和弘の『地球温暖化防止の環境経済学』 NEW
- 鳥井弘之の『ニュースの深層』 NEW
- 荻本和彦の『低炭素エネルギーシステムの将来像』
- 十市勉の『資源Wars』
- 寺島実郎の『環境経済の核心』
- 澤昭裕の『不都合な環境政策』
- 西山孝の『資源クライシスの深層』
- 野村浩二の『ポスト京都の経済インパクト』
- 増田寛也の『低炭素City』
- 沖大幹の『水の惑星の未来』
- 御園生誠の『キーテクノロジー』
- 中上英俊の『暮らしとエネルギーと温暖化』
- 中川昭一の『ECOインテリジェンス』
- 山根一眞の『The環業革命』
- 筒見憲三の『カーボンマネジメント講座』

温暖化国際交渉、COP16の意義
コラム
澤昭裕の『不都合な環境政策』
COP17へ、日本がなすべきこと
新枠組みの具体的構想を示し実現せよ
国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)の交渉の焦点は、温室効果ガス排出削減を巡る先進国と途上国との考え方の溝が埋まるか、また2012年で第一約束期間が終了する京都議定書に替わる新たな枠組みに道筋がつくのか――ということだった。
「京都議定書では途上国に法的な削減義務が課されておらず、米国も脱退していて、世界全体の排出量の27%をカバーするに過ぎない。途上国からの排出増加が急増する将来を考えれば、地球温暖化問題の真の解決策とはならない」──。会議冒頭から、日本政府はこうした論理で、第二約束期間での削減義務の設定(いわゆる「京都議定書延長論」)を強く拒否する発言を行った。日本政府の断定的なトーンに対して、発言直後には京都議定書延長論を唱える途上国や環境NGO(非政府組織)は強く反発。EU(欧州連合)も、日本は最終的には折れると踏んでいたこともあってか、驚きのあまり、会議を壊すのなら壊してみろ、日本悪者論が新聞の見出しを飾るぞと、日本に強い外交的圧力をかけてきた。
しかし、その後の日本政府の二国間での説明や松本龍環境大臣のスピーチなどを経て、会議後半には、京都議定書を延長してしまえば、米中に削減に取り組ませる政治的圧力が失われてしまうだけだという日本の見方に賛同する国が増えた。
特に、途上国の中でも島しょ国などは明示的に日本に賛意を表するに至ったし、外国プレスや環境NGOの中でも、京都議定書の第二約束期間設定に日本が同意したからといって、例えば中国がその範に倣って削減義務を負うことを承知するかといえば、大いに疑問だという声もよく聞かれるようになった。孤立だけを強調した自虐的ともいえる記事や、COPの会場で数多く開催されるイベントの1つに過ぎない「化石賞」をことさら大きく扱ったりする記事が報道された日本国内と比べると、現地でのムードは全く異なっていたと言ってよい。
こうした日本の論理や原則的立場は、議長国のメキシコにもよく理解され、最終的には日本の立場が明確に反映された「京都議定書締約国会合(CMP)による決定」(例えば、「第二約束期間設定は関係当事国が書面同意を与えることによって初めて有効になる」との条約上の権利について、改めて脚注で確認されたことなど)に結びついたのである。
パワーもなく、熟達した外交スキルで立ち回ることも不得意な日本が、松本大臣を先頭に愚直に「理」を説くことによって、京都議定書延長で妥協しようとする政治的リアリズムと拮抗する結果を得たということだ。日本外交の一つの進むべき道を示した例として、高く評価したい。
![]() |
松本龍・環境大臣(11/02/10) NEW | ![]() |
環境省 地球環境審議官 南川秀樹氏(10/09/16) |
![]() |
経済産業省 大臣官房審議官 有馬純氏(10/08/16) |
![]() |
ピュー気候変動センター 国際戦略部長 エリオット・ディリンジャー氏(10/03/25) |
![]() |
経済産業副大臣 増子輝彦氏(10/01/25) |
![]() |
ブレークスルー研究所 マイケル・シェレンバーガー所長 テッド・ノードハウス会長(09/12/21) |


新枠組みの具体的構想を示し実現せよ
- イオン、ネットスーパーの配送車両に日産のEVテストカーを実験導入して実証運行(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 三菱電機、業界初の太陽光発電とEVを連携させたHEMSでの電力最適制御実証を開始(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 中部電力、超電導電力貯蔵装置用で世界最高強度の電磁力に耐えられるコイル開発(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- ローム、業界最小の車載用絶縁素子内蔵半導体を開発、EVのインバーターを小型化(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 富士通、住宅・店舗のエネルギー管理システムを容易に構築できるソフト販売(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 東芝、国内で初めて有機ELディスプレイを採用した薄型軽量のタブレット端末発売(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- パナソニック、2012年度の事業方針でソーラーとリチウムイオン電池の事業を推進(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- ソニー、業務用液晶ディスプレイでLEDバックライトを採用したモデルなどを発売(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- 伊藤忠商事、日本企業で初めて英国水道事業に参画、南西部のブリストル市で展開(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- 東京都、「省エネ・エネルギーマネジメント推進方針」策定、「賢い節電」を提示(nikkei BPnet, 2012/05/15)




















前ページ


























