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温暖化国際交渉、COP16の意義
コラム
中上英俊の『暮らしとエネルギーと温暖化』
暮らしのエネルギーの国際比較-6
米欧より断然少ない暖房用消費
日本の省エネは進んでいる?
これまで、欧米先進国やアジア諸国における家庭用エネルギー消費の動向を見てきたが、今回は日本と欧米先進国とのエネルギー消費の比較を紹介しよう。
まず、世帯当たりの年間エネルギー消費だが、米国のエネルギー消費量は1988年以降、減少傾向にあるものの依然として最も大きく、101GJ(ギガジュール=10億ジュール)となっている。英国やフランス、ドイツはいずれも70〜80GJ台であり、欧州連合(EU)のなかで比較的温暖なイタリアは50〜60GJとエネルギー消費が少ない。いずれの国も、日本のエネルギー消費水準を上回る値で推移している。半面、経年の推移をみると、増加傾向にあるのは日本だけであり、他の国々では横ばいか減少傾向を示している点にも注目したい。ちなみに、わが国の世帯当たりのエネルギー消費量は、1990年から2002年にかけて、41GJから47GJへと14%も増加している。
■横ばいや減少を示す欧米諸国に対して、日本だけが増加傾向に

欧米先進国が横ばいや減少傾向なのに対し、日本だけが増加を続けている。米国の数値が群を抜いて高いことにも注目だ(出所:ODYSSEE Databeseより住環境計画研究所が作成)
世帯当たりのエネルギー消費を用途別で見ると、日本は暖房用のエネルギー消費が他の国と比べて著しく小さいことが特徴的である。日本の暖房用エネルギー消費量は13.5GJで、米国はその3.4倍、英国は3.7倍、フランスは4倍、ドイツは4.3倍、温暖なイタリアでも2.8倍となっている。もちろん、暖房用エネルギー消費は各国の冬の気候条件に大きく左右され、日本よりも気温の低い欧州各国は当然、エネルギー消費量が大きくなる。しかし、このような気候の差を考慮しても、わが国の暖房用エネルギー消費量は少ない。
■暖房用エネルギー消費に大きく影響する気候条件

日本と欧米先進国の各主要都市の平均気温を見ると、日本の気温が高いことがわかる。春や秋の気温は日本とイタリアが近い値で推移している(出所:理科年表平成15年版より住環境計画研究所が作成)
ただし、これは日本の暖房用エネルギー利用の省エネルギー化が進んでいることを意味するわけではない。実は、これまで触れてきたように、欧米先進国の暖房用エネルギー消費が多い理由は、全館セントラル方式が標準であり、かつ常時、暖房がなされているからである。仮に、日本が同じような状況になった場合は、少なくともイタリアと同レベルのエネルギーが必要となる。果たして日本の暖房は、欧米先進国と同じ水準になるのか、それとも現状レベルで充足されたとするのか。今後の暖房の在り方について考えさせられるところである。読者のみなさんは、わが国の暖房事情がこの先どのようになるとお考えだろうか?
■全館セントラル方式の普及が暖房用エネルギー消費に大きく影響

日本は全館セントラル方式の暖房設備が標準ではないため、暖房用エネルギー消費が極端に少ないことがわかる(出所:ODYSSEE Databeseより住環境計画研究所が作成)
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松本龍・環境大臣(11/02/10) NEW | ![]() |
環境省 地球環境審議官 南川秀樹氏(10/09/16) |
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経済産業省 大臣官房審議官 有馬純氏(10/08/16) |
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ピュー気候変動センター 国際戦略部長 エリオット・ディリンジャー氏(10/03/25) |
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経済産業副大臣 増子輝彦氏(10/01/25) |
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ブレークスルー研究所 マイケル・シェレンバーガー所長 テッド・ノードハウス会長(09/12/21) |

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