

- 山口光恒の『地球温暖化 日本の戦略』 NEW
- 山本隆三の『市場が解く? 地球温暖化』 NEW
- 伊藤洋一の『BRICsの衝撃』 NEW
- 植田和弘の『地球温暖化防止の環境経済学』 NEW
- 鳥井弘之の『ニュースの深層』 NEW
- 荻本和彦の『低炭素エネルギーシステムの将来像』
- 十市勉の『資源Wars』
- 寺島実郎の『環境経済の核心』
- 澤昭裕の『不都合な環境政策』
- 西山孝の『資源クライシスの深層』
- 野村浩二の『ポスト京都の経済インパクト』
- 増田寛也の『低炭素City』
- 沖大幹の『水の惑星の未来』
- 御園生誠の『キーテクノロジー』
- 中上英俊の『暮らしとエネルギーと温暖化』
- 中川昭一の『ECOインテリジェンス』
- 山根一眞の『The環業革命』
- 筒見憲三の『カーボンマネジメント講座』

温暖化国際交渉、COP16の意義
コラム
伊藤洋一の『BRICsの衝撃』
途上国巻き込みがどうしても必要
ポスト京都議定書論議
その点、「中国やインドなど二酸化炭素(CO2)排出量の多い新興国は、エネルギー効率の改善を義務付けるべきだ」との日本の基本的な立場は正しい。米国や欧州も同じような考え方だろう。それに対して中国やインドが古い観念で反論してきたら、「環境政策は必ずしも経済成長にとって負荷ではない」という考え方で説得しなければならない。もうそういう主張ができる客観情勢はでき上がっていると筆者は考える。米国も過去の政権の過ちを素直に認めつつある。途上国がかたくなな議論をしなければ、ポスト京都議定書の議論は大きく前進する。
2009年5月に公表された議長案では、2020年までの先進国の温室効果ガス削減目標について、1990年に比べ「25%から40%」、「40%以上」など、いくつかの選択肢が示された。議長案では、途上国や新興国に対しても自主的な削減計画を作成することなどを求めている。しかし、世界全体でこの問題に対処するには、やはり世界的な義務の枠組みのなかで議論を進める必要がある。
一連の議論のなかで筆者が重要だと思うのは、「実績の確認」だ。つまり京都議定書に至るなかでも各国がどのくらいCO2削減など温室効果ガスの削減に努力してきたのか、各国がどのくらいエネルギー効率を高めてきたのか、という実績を確認するという作業だ。
よく知られているように、日本は2度の石油危機で、エネルギー供給を100%近く海外に依存しているという実情に鑑み、世界各国のなかでもエネルギー効率を著しく高めてきた。同じ1リットルの石油を使う場合でも、米国や一部途上国の2倍近いエネルギーを取り出し利用してきた。つまり、より少ない石油で経済を回すことに成功してきたのである。
それが国益に合致していたことは間違いない。しかしそれが結果的に、日本が輸入しなければならない石油の量はそうでない場合に比べて大きく減った。そういう意味では、日本は他のエネルギー効率が悪い国々、例えば米国などに比較して地球環境には大きく貢献してきた面がある。そうした過去の実績を踏まえての「今後の削減目標設定」が妥当だろう。エネルギー効率が悪かった国は、容易に高い削減率を達成できる。その点の確認が必要になると思う。
伊藤 洋一 氏 (いとう よういち)
1950年長野県生まれ。現在、住信基礎研究所主席研究員。金融市場からマクロ経済、特にデジタル経済を専門とする。筆者HPは http://www.ycaster.com/
幻 冬舎の月刊誌『ゲーテ』、共同通信社、『日経ビジネス』などに書評、エッセイ、評論などを定期寄稿。著書に最新刊として『ITとカースト:インド・成長の 秘密と苦悩』(日本経済新聞出版社)、『カウンターから日本が見える』(新潮新書2006年)。その他『上品で美しい国家』(ビジネス社 2006年)、『スピードの経済』(日本経済新聞社 1997年)、『ビッグバン時代のネット活用術』(東洋経済新報社 1998年)、『グリーンスパンは神様か』(TBSブリタニカ 2001年)。訳書に『グリーンスパンの魔術』(日本経済新聞社 2000年)『欧州の挑戦』(時事通信社 1992年)など。
現 在出演中の番組は、テレビ朝日「やじうまプラス×2」(毎週木曜日朝6時)、関西テレビ「ニュース・アンカー」(毎週火曜日、番組は午後5時から)、テレ ビ東京「ワールド・ビジネス・サテライト」(土曜日、月1回程度)、TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」(毎週金曜日朝7時台)、ラジオNIKKEIの 「Roundup World Now」、「Asia today」、「マーケット・トレンド」など。
![]() |
松本龍・環境大臣(11/02/10) NEW | ![]() |
環境省 地球環境審議官 南川秀樹氏(10/09/16) |
![]() |
経済産業省 大臣官房審議官 有馬純氏(10/08/16) |
![]() |
ピュー気候変動センター 国際戦略部長 エリオット・ディリンジャー氏(10/03/25) |
![]() |
経済産業副大臣 増子輝彦氏(10/01/25) |
![]() |
ブレークスルー研究所 マイケル・シェレンバーガー所長 テッド・ノードハウス会長(09/12/21) |


ポスト京都議定書論議
- イオン、ネットスーパーの配送車両に日産のEVテストカーを実験導入して実証運行(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 三菱電機、業界初の太陽光発電とEVを連携させたHEMSでの電力最適制御実証を開始(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 中部電力、超電導電力貯蔵装置用で世界最高強度の電磁力に耐えられるコイル開発(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- ローム、業界最小の車載用絶縁素子内蔵半導体を開発、EVのインバーターを小型化(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 富士通、住宅・店舗のエネルギー管理システムを容易に構築できるソフト販売(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 東芝、国内で初めて有機ELディスプレイを採用した薄型軽量のタブレット端末発売(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- パナソニック、2012年度の事業方針でソーラーとリチウムイオン電池の事業を推進(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- ソニー、業務用液晶ディスプレイでLEDバックライトを採用したモデルなどを発売(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- 伊藤忠商事、日本企業で初めて英国水道事業に参画、南西部のブリストル市で展開(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- 東京都、「省エネ・エネルギーマネジメント推進方針」策定、「賢い節電」を提示(nikkei BPnet, 2012/05/15)




















前ページ


























