

- 山口光恒の『地球温暖化 日本の戦略』 NEW
- 山本隆三の『市場が解く? 地球温暖化』 NEW
- 伊藤洋一の『BRICsの衝撃』 NEW
- 植田和弘の『地球温暖化防止の環境経済学』 NEW
- 鳥井弘之の『ニュースの深層』 NEW
- 荻本和彦の『低炭素エネルギーシステムの将来像』
- 十市勉の『資源Wars』
- 寺島実郎の『環境経済の核心』
- 澤昭裕の『不都合な環境政策』
- 西山孝の『資源クライシスの深層』
- 野村浩二の『ポスト京都の経済インパクト』
- 増田寛也の『低炭素City』
- 沖大幹の『水の惑星の未来』
- 御園生誠の『キーテクノロジー』
- 中上英俊の『暮らしとエネルギーと温暖化』
- 中川昭一の『ECOインテリジェンス』
- 山根一眞の『The環業革命』
- 筒見憲三の『カーボンマネジメント講座』

温暖化国際交渉、COP16の意義
コラム
伊藤洋一の『BRICsの衝撃』
「豊かさへの渇望」が生む破壊
「カースト」という単語は、もともとポルトガル語で「血統」を表す語であった。かつてはカースト間の移動は認められておらず、またカーストは親から子へと受け継がれる。結婚も同じカースト間で行われる。むろん、現在は憲法で禁止されているが、実際には人種差別的にインド社会に深く根づいている。
カースト制度を理解するうえで非常に重要なことは、ヒンズー教では、生きている間はカースト制度の枠内で身分も職業も変えられないが、「現在のカーストでの人生の結果によって、死後の未来に高いカーストに上がることができる」と教えていること。とりようによっては、現世の身分の低さは最初から諦め、その代わり、死後に希望が持てる教えになっている。「現在のカーストは過去の生の結果であるから、今の置かれている環境を受け入れて人生を生きるべきだ」という考え方が根本にあるということだ。
一例を挙げると、非常に保守的な農村地帯であるパンジャブ州などでは、国会議員選挙に、大地主と、それと敵対するカースト制度廃止運動家が立候補した場合には、外から見てカースト制度に苦しめられている人が圧倒的に多いと思われても、大地主が勝ってしまうというのだ。現世で大地主に奉仕すれば、来世ではいいカーストに生まれ変われると、今でも多くの選挙民が信じているからだという。
つまり、カースト制度というのは、その教えのなかに現状肯定的、社会制度維持的な方向性を色濃く持っていることになる。われわれ日本人は、「人生は一回きり」と、よく口に出しているし、実際にそう思っているから「これもしよう」「あれにも挑戦する」となる。「人生は一回」と思って生きてきた日本人には、「インドの人たち、特に貧しい人たちは現状を変えたがっているに違いない」と思えるし、事実そういう人もいる。
しかしヒンズー教を深く信じれば信じるほど、そして教育レベルが低ければ低いほど、実際の行動が現状肯定的になる傾向があるというのだ。実際に、インドの選挙ではこうした側面が色濃く出る。
伊藤 洋一 氏 (いとう よういち)
1950年長野県生まれ。現在、住信基礎研究所主席研究員。金融市場からマクロ経済、特にデジタル経済を専門とする。筆者HPは http://www.ycaster.com/
幻冬舎の月刊誌『ゲーテ』、共同通信社、『日経ビジネス』などに書評、エッセイ、評論などを定期寄稿。著書に最新刊として『ITとカースト:インド・成長の秘密と苦悩』(日本経済新聞出版社)、『カウンターから日本が見える』(新潮新書2006年)。その他『上品で美しい国家』(ビジネス社 2006年)、『スピードの経済』(日本経済新聞社 1997年)、『ビッグバン時代のネット活用術』(東洋経済新報社 1998年)、『グリーンスパンは神様か』(TBSブリタニカ 2001年)。訳書に『グリーンスパンの魔術』(日本経済新聞社 2000年)『欧州の挑戦』(時事通信社 1992年)など。
現在出演中の番組は、テレビ朝日「やじうまプラス×2」(毎週木曜日朝6時)、関西テレビ「ニュース・アンカー」(毎週火曜日、番組は午後5時から)、テレビ東京「ワールド・ビジネス・サテライト」(土曜日、月1回程度)、TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」(毎週金曜日朝7時台)、ラジオNIKKEIの「Roundup World Now」、「Asia today」、「マーケット・トレンド」など。
![]() |
松本龍・環境大臣(11/02/10) NEW | ![]() |
環境省 地球環境審議官 南川秀樹氏(10/09/16) |
![]() |
経済産業省 大臣官房審議官 有馬純氏(10/08/16) |
![]() |
ピュー気候変動センター 国際戦略部長 エリオット・ディリンジャー氏(10/03/25) |
![]() |
経済産業副大臣 増子輝彦氏(10/01/25) |
![]() |
ブレークスルー研究所 マイケル・シェレンバーガー所長 テッド・ノードハウス会長(09/12/21) |

- イオン、ネットスーパーの配送車両に日産のEVテストカーを実験導入して実証運行(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 三菱電機、業界初の太陽光発電とEVを連携させたHEMSでの電力最適制御実証を開始(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 中部電力、超電導電力貯蔵装置用で世界最高強度の電磁力に耐えられるコイル開発(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- ローム、業界最小の車載用絶縁素子内蔵半導体を開発、EVのインバーターを小型化(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 富士通、住宅・店舗のエネルギー管理システムを容易に構築できるソフト販売(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 東芝、国内で初めて有機ELディスプレイを採用した薄型軽量のタブレット端末発売(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- パナソニック、2012年度の事業方針でソーラーとリチウムイオン電池の事業を推進(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- ソニー、業務用液晶ディスプレイでLEDバックライトを採用したモデルなどを発売(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- 伊藤忠商事、日本企業で初めて英国水道事業に参画、南西部のブリストル市で展開(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- 東京都、「省エネ・エネルギーマネジメント推進方針」策定、「賢い節電」を提示(nikkei BPnet, 2012/05/15)




















前ページ



























