

- 山口光恒の『地球温暖化 日本の戦略』 NEW
- 山本隆三の『市場が解く? 地球温暖化』 NEW
- 伊藤洋一の『BRICsの衝撃』 NEW
- 植田和弘の『地球温暖化防止の環境経済学』 NEW
- 鳥井弘之の『ニュースの深層』 NEW
- 荻本和彦の『低炭素エネルギーシステムの将来像』
- 十市勉の『資源Wars』
- 寺島実郎の『環境経済の核心』
- 澤昭裕の『不都合な環境政策』
- 西山孝の『資源クライシスの深層』
- 野村浩二の『ポスト京都の経済インパクト』
- 増田寛也の『低炭素City』
- 沖大幹の『水の惑星の未来』
- 御園生誠の『キーテクノロジー』
- 中上英俊の『暮らしとエネルギーと温暖化』
- 中川昭一の『ECOインテリジェンス』
- 山根一眞の『The環業革命』
- 筒見憲三の『カーボンマネジメント講座』

温暖化国際交渉、COP16の意義
コラム
伊藤洋一の『BRICsの衝撃』
「爆発的発展」と「貧困」の共存=インド
つまり、インドは中国以上に「実に巨大なインフラ整備中の国」ということだ。道路の建設があちこちで進み、光ファイバーの埋め立てがあり、水道を設置し、そして下水関係の工事もある。まるでいつも、「来年、デリーでオリンピックが開かれる」かのような喧噪なのだ。つまり、粉塵と騒音が凄まじい。
特に冬のニューデリーの天候はいただけない。とにかく霧とスモッグで、日中でも視界がはっきりしないのである。車については、デリーのある州では数年前に、ディーゼルが使用禁止になって圧縮天然ガス(CNG)と呼ばれる燃料が使われている。それでも、けたたましく走る車の出す排気ガスは凄まじく、加えて霧のかかりやすい気候が、ニューデリーの冬を重いものにしている。さらに、この霧ゆえに、デリーを発着する飛行機の予定は極めて不安定である。インドも環境の悪化は凄まじい勢いで進んでいる。それがインドの都市だ。
しかし、「成長」や「力強さ」「変化」を感じるインドの大都市とはまったく対照的に、一見、牧歌的に見えるインドの農村は、その実、非常に貧しい。しかも、目を覆うほど“凄く”貧しい。昨年6月に、実際にインドの農村まで取材に行った私の素直な印象だ。
悲惨なのは、牧歌的に見えながら、インドの農村は経済の国際化やグローバライゼーションの激流にしっかりと巻き込まれていることだ。それが農民の生活を苦しいものにしている。なぜなら、インドの農民の大部分は文字が読めず、金融やバイオテクに関する知識が得られない。よく理解していないことが起きているなかで、バイオ種子が入り込み、それを買うためのローンも普及している。厳しい競争と市場の論理が貫徹するグローバライゼーションが足早に浸透してきているのである。
貧困はしばしば、人々の環境に対する配慮を後回しにする。生きるのが第一だからだ。貧困はインドの都市にもはびこっている。私が見るところ、この「爆発的発展」と「貧困」の共存こそが、インドが抱える複雑な環境問題の一つの大きな背景である。
伊藤 洋一 氏 (いとう よういち)
1950年長野県生まれ。現在、住信基礎研究所主席研究員。金融市場からマクロ経済、特にデジタル経済を専門とする。筆者HPは http://www.ycaster.com/
幻冬舎の月刊誌『ゲーテ』、共同通信社、『日経ビジネス』などに書評、エッセイ、評論などを定期寄稿。著書に最新刊として『ITとカースト:インド・成長の秘密と苦悩』(日本経済新聞出版社)、『カウンターから日本が見える』(新潮新書2006年)。その他『上品で美しい国家』(ビジネス社 2006年)、『スピードの経済』(日本経済新聞社 1997年)、『ビッグバン時代のネット活用術』(東洋経済新報社 1998年)、『グリーンスパンは神様か』(TBSブリタニカ 2001年)。訳書に『グリーンスパンの魔術』(日本経済新聞社 2000年)『欧州の挑戦』(時事通信社 1992年)など。
現在出演中の番組は、テレビ朝日「やじうまプラス×2」(毎週木曜日朝6時)、関西テレビ「ニュース・アンカー」(毎週火曜日、番組は午後5時から)、テレビ東京「ワールド・ビジネス・サテライト」(土曜日、月1回程度)、TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」(毎週金曜日朝7時台)、ラジオNIKKEIの「Roundup World Now」、「Asia today」、「マーケット・トレンド」など。
![]() |
松本龍・環境大臣(11/02/10) NEW | ![]() |
環境省 地球環境審議官 南川秀樹氏(10/09/16) |
![]() |
経済産業省 大臣官房審議官 有馬純氏(10/08/16) |
![]() |
ピュー気候変動センター 国際戦略部長 エリオット・ディリンジャー氏(10/03/25) |
![]() |
経済産業副大臣 増子輝彦氏(10/01/25) |
![]() |
ブレークスルー研究所 マイケル・シェレンバーガー所長 テッド・ノードハウス会長(09/12/21) |


- イオン、ネットスーパーの配送車両に日産のEVテストカーを実験導入して実証運行(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 三菱電機、業界初の太陽光発電とEVを連携させたHEMSでの電力最適制御実証を開始(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 中部電力、超電導電力貯蔵装置用で世界最高強度の電磁力に耐えられるコイル開発(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- ローム、業界最小の車載用絶縁素子内蔵半導体を開発、EVのインバーターを小型化(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 富士通、住宅・店舗のエネルギー管理システムを容易に構築できるソフト販売(nikkei BPnet, 2012/05/16)
- 東芝、国内で初めて有機ELディスプレイを採用した薄型軽量のタブレット端末発売(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- パナソニック、2012年度の事業方針でソーラーとリチウムイオン電池の事業を推進(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- ソニー、業務用液晶ディスプレイでLEDバックライトを採用したモデルなどを発売(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- 伊藤忠商事、日本企業で初めて英国水道事業に参画、南西部のブリストル市で展開(nikkei BPnet, 2012/05/15)
- 東京都、「省エネ・エネルギーマネジメント推進方針」策定、「賢い節電」を提示(nikkei BPnet, 2012/05/15)




















前ページ


























